世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)

世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)

 読んでる間、不安だった。自虐的というか自爆的というか。どうしたらいいのかわからない。真綿で首を自分で絞めたくないのに絞めてる。
 どうしたらよかったのか。
 もしこの富樫修のような立場になったとき、私ならどうするのか。
 見たくないものが現実化するかもしれないとき、態度を問われるのは現実に生活してるなら誰しも直面することか。
 すごい作品だった。