■

　読んでいる本に上手く入り込めない。
　数行を眼で追っては戻ってしまう。気分が乗らないので、行くのを我慢していた書店へ足を運ぶ。たしか石持浅海の新刊が出てるはずだと思って新書コーナーをウロウロしていたが、新刊が見つからない。あれぇ、たしか前作はこのミスでも高評価だったから平積みされてると思ったけど見つからない。
　ダメモトで棚のノンノベルのコーナーに目をやる。伊坂幸太郎の新書の隣に一冊だけあった。良かった。
　大型書店に足を運ぶと読みたい本をどんどん買ってしまいそうで自制心に自信が無いので近所で買えて助かった。
　近所には無かったが今ちょっと読んでみたいと思っているのは、トップランナーで桜庭一樹の玄関の本棚にあった「マーチ博士の四人の息子」だ。古典的名作なのかな。全然知らない作品だ。読みたいなぁ。