せせらぎの迷宮 (ハルキ文庫)

せせらぎの迷宮 (ハルキ文庫)

 読み終わり数日間感想をどう書こうかと悩んだ。
 
 以下では作品の内容に触れます。

 大人になって小学生の頃の記憶はどこまで覚えているのか。
 この作品を読んで、感情面から記憶が刺激させられた。
 
 この作品は主人公の小学生時代の感情の流れがとてもわかりやすくて主人公に共感しながら読んだ。
 仲間外れにされるのは辛い。それを避けるためにやってしまったことが徐々に思い出されていく。
 私も主人公と同じようにやってしまうかもしれないな。

 
 感想に悩みながら、以下の小説を読んだら、似たようなテーマが描かれていた。

脂肪のかたまり (岩波文庫)

脂肪のかたまり (岩波文庫)

 利己的な振る舞いの残酷な事例がここにもあった。