ボロボロだ。間違いばかりを繰り返す自らの行為の間抜けっぷりに落ち込む。改善されない注意力、この欠落に反省するばかりだ。
 このダメさは自分でも怖くて仕方ない。はっきり言っておびえてる。間違いしかできないのではないかと思ってしまってる。そう思ってたら冷蔵庫から普通にヤクルト取るのもできなかった。取り出したつもりが手からすべって落ちるヤクルトが冷蔵庫と壁の隙間に転がっていく。呆然とした。手首がぎりぎり入る隙間だったから何とかヤクルト取れたけど、しかしあんな狭いところに見事にすべって床を跳ねて転がることに驚く。もう些細なミスが落ち込みの原因になっていく。また鞄のチャックも壊してしまう。もうダメダメだ。なんか基本的なことが抜けてる。日付も間違いかけるし、耳元で何もいないのに虫の羽音のようなものが聞こえてびっくりしてしまうし、不安感に押しつぶされそうだ。
 こんな状態がちょっと続いているので小説もマンガもほとんど読めてない。どんどん積読が増えていく。 
 それでもなんとか読み出した「雪の断章」も序盤の辛いシーンに読めなくなる。気分を変えて読み出した「ヴァイスの空」は元気な冒険物かなと思って読み進める。すぐに世界の真相はわかるけど、どう落とし所をつけるのかなぁと思ったら、気に入っていたらキャラが…、すごい落ち込む。気分を変えたくてウェスタディアの双星の四巻を読む。心配な展開だけど安心して読めた。読み終わってみると気分が楽になったような気がする。あの追い詰められた感じがどこかに行ってしまった。