葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

 やられた
 この感覚を味わうのがミステリの楽しみの一つだと思った。
 がらっと世界の見え方が変わる。
 実に面白い作品を読んだことに満足する。
 何を書いてもネタバレになってしまうので多くは書けないが、読み返すのもまた楽しい。
 気持ちよくだまされた。
 
追記9/29 上記の文章を訂正。
 初めてミステリを読み、世界の見方がガラッとひっくり返ったのは何の作品かはっきりしない。
 最初書いた上記の感想では笠井潔「バイバイエンジェル」かもしれないと思って書いたが、それ以前に「エジプト十字架」を読んであの感覚を味わったのを思い出した。クィーンの「エジプト」以前であの感覚を味わったのは何だっただろう。島田荘司の作品か。いやジュブナイル版のホームズや乱歩の作品かな。すると小学生に読んだ作品までさかのぼることになる。何だったのか、覚えてない。初めてあの驚きを覚えた作品は何だったのかな。