■
- 作者: ミシェル・ウエルベック,野崎歓
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/09
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
訳者あとがきによれば、本作は現代社会を痛烈に批判したセンセーショナルな作品のようだ。
フランス社会の常識を知らないので過剰に描かれているのかどうかもわからないが、刺激的なシーンも多い。
だが私が読んで感じたのは、あきらめだ。もう流されるしかないんだろうなという無力感。
また登場人物ブリュレに対しては私も同じように身体的コンプレックスをいくつか抱え込んでいるので、共感してしまい辛い思いをシンクロさせた。
そして最後のまとめ方もちょっとびっくりさせられた。